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オランダ生まれの伝統コーヒーキャンディー。「Hopjes」

2019/12/18作成
Posted by 舶来品セレクション

Rademaker Koffie Hopjes 4.23oz
ラドマーカー コーヒーキャンディー 120g



 3日前のマンガ“猫ピッチャー”が掲載されている「12月15日付 読売新聞 日曜版」で、懐かしい「ライオネス コーヒーキャンディー」が特集されていました。ライオネス・コーヒーキャンディーの発売は、1964年。当時の社長が、モーニングコーヒーを飲んでいる時に発案。一粒のキャンディに本格的なコーヒーを表現したのが始まりだそうです。

 ちなみに海外でも同じような製品が沢山売られていまして、 今回は、カルディで見つけたコーヒーキャンディーが、この【ラドマーカー コーヒーキャンディー】です。
イエローを主体とした何気ないクラシカルなデザイン(ライオネスは赤!)ですが、よくよく調べてみると、何とその歴史は古く、220年以上前の1792年に生まれたそうです。

 また生産国(工場)は、イタリアとのことですが、オランダ生まれのアメっ子が、紆余曲折を経てスウェーデンの会社に買収されて、現在に至るようです。


原産国:イタリア 誕生:オランダ メーカー:スウェーデン
購入場所: カルディコーヒーファーム 上野店
内容量:120g
Ingredients: Sugar, glucose syrup, vegetable fat (contains soya), concentrated butter, flavors (contains milk solids), coffee extract, colouring (caramel), salt.

原材料名: 砂糖、ブドウ糖シロップ、植物性脂肪(大豆を含む)、濃縮バター、フレーバー(乳固形分を含む)、コーヒー抽出物、着色料(キャラメル)、塩。

メーカー&ブランド紹介

From Products (Rademaker Koffie Hopjes)
ブランド ラドマーカー・ホプチェス

From Products (Rademaker Koffie Hopjes)  and Thanks By :food.be
メーカー Cloetta AB
クロエッタ社

https://www.cloetta.com/en/
Solna, Sweden.
スウェーデン王国ソルナ

1862年創業
Founder: Mr. Sam Altshuler
創業者:サム・アルトシュラー氏
ストックホルム証券取引所上場:株価 CLA-B (STO)
Candy Industry 2019年 Ranking 33位
Company Profile
 「クロエッタ社(Cloetta)」は、、北欧やオランダで展開する 1862 年創業の老舗大手製菓会社「クロエッタ(Cloetta AB)」のブランドです。
クロエッタ社は、1862 年デンマークで創業。北欧諸国で最も古いチョコレート会社としても知られ、現在本部をスウェーデン・ストックホルムに拠点を置きます。

また、クロエッタの長い歴史の中、数々の食品や製菓を買収、今では、キャンディー、チョコレート製品、パスティーユ、チューインガム、ナッツなど多彩な品目を世界50以上の市場で販売、世界製菓メーカーランキング30位に位置します。(森永製菓が22位)
主なコーポレートブランドは、リコリス菓子サルミアッキで知られた「Lakerol」や「VENCO」、「Malabo」、「Red Band」、「Jelly Bean Factory」などがあります。


クロエッタのブランドの一つ:ジェリービーンズ・ファクトリーのジェリービーンズ

Company History
始まり
 有名なハーグのコーヒーキャンディ:ハーグスヘ・ホプチェス(ハーグシェ・ホピエス)は、は、18世紀の終わりにその起源があると伝えられています。

フランス革命最中の1792年11月13日。フランス第一共和政と神聖ローマ帝国が戦った“アンデルレヒトの戦い”で、オーストリア領ネーデルラントのブリュッセルが陥落しました。

そして、ネーデルラント連邦共和国の特使であったヘンドリック・ホップ男爵(Baron Hendrik Hop 1723.09.27-1808.04.29)は、首都デン・ハーグに呼び戻され、彼は市街中心部ランゲ・フォールハウト広場にある「バン・ハーレン&ニーウェルケルク製菓(Van Haaren & Nieuwerkerk)」の店の上のアパートに移り住みます。


当時のハーグシェ・ホピエスブリキ缶 | Thanks Souce by wikimedia

当時コーヒーは、あらゆる種類の痛みに効く薬(カフェイン作用)としても知られてました。 熱狂的なコーヒー愛好家でもあり、痛風に苦しんでいたホップ男爵は、とある冬の寒い夜。砂糖とクリームを入れたコーヒーをストーブの上に残したまま、うっかり就寝してしまい、明くる朝、カップの底に残ったコーヒーが、キャラメル化していた事を見つけ。目覚めのコーヒーとして試飲すると、その味わいに、とても感動したそうです。

暫くしてから彼の主治医が、彼に対してコーヒーを飲むのをやめるよう忠告。
するとホップ男爵は、一階のパン職人「テオドルス・ファン・ハーレン氏(Theodorus van Haaren)」に、その時のコーヒーの塊から出来た物を“コーヒーキャンディ”として複製するように頼み込みます。 後日完成したキャンディを彼は「デ・スワーテ・オースターヴォクト(De Swarte Oostervogt-brok):男爵ホップの塊」と名づけ、またコーヒーの風味を楽しむことが出来るようになりました。

 外交官としても活躍していたホップ男爵は、定期的に海外へ出かけ、王子や貴族にスワーテ・オーステルヴォクトの塊を紹介。オランダの王室のみならず、ベルギー、イギリス、ドイツ、デンマーク、果てはロシアのサンクト・ペテルブルグやオランダ東インド諸島にまで広まり、 その結果バン・ハーレン&ニーウェルケルク社は大成功を収め、1794 年。菓子として正式に生産を開始。後の1880 年に、現在の名称である「ハーグスヘ・ホプチェス(Haagsche Hopjes)」へと改名しました。


Haagsche Hopjes(ハーグシェ・ホピエス) | Thanks Souce by hetverhaalachter.nl

繁栄から衰退
 月日は流れ、コーヒー・キャラメル・ クリーム・バターで作られたそのお菓子は、非常に人気が高く、更にコーヒー相場の下落により多くの人が関与し、1900年頃にはドロステ・チョコレート(Droste B.V.)など、60社以上があったといわれています。 ホップ男爵が他界した後、当時では珍しかった印刷した包装紙でお菓子を包んで販売するロッテルダムの最大『 J.P. Rademaker(ラドマーカー社)』によってニーウェルケルク社は買い取られる(1949 年)事となります。



Baron Hop en het Confiseurshuis aan het Lange Voorhout | Thanks Souce by haagspraak.nl
オランダのハーグの旧市街:ランゲ・フォールハウト(Lange Voorhout)の博物館に展示さる碑文(ハーグホピス博物館:現在は閉館)

 また、20世紀後半の1999 年、ホプチェスブランドは「リーフ社(Leaf Holland BV)」が買収。さらに2011年12月15日に、現在のクロエッタ社とLeaf社が合併して強力な基盤を持つスウェーデンの大手菓子会社が誕生。 翌年クロエッタ社が、コスト削減を理由にイタリアのクレモナへ生産工場を移転を決定。オランダで作られていたラドマーカー・ホプチェス・キャンディの218年間の伝統に終止符を打ちました。

資料: hetverhaalachter.nl : isgeschiedenis.nl : haagsebedrijventoen.nl : trouw.nl : haagspraak.nl

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一袋で、28個入り。


 Deenigeechte rademaker - Haagschehop jes
 Holland, Coffee Candies Bonbons au cafe


ラドマーカー コーヒーキャンディー


菱形の形で折り曲げてある、とても特徴のある包み紙。結構斬新です。


キャンディは、1.5cm * 1cm の標準的なサイズ。色合いは、キャラメルに近いライトブラウン。


砂糖、クリーム、コーヒー。そしてバターから作られたハードタイプのコーヒーキャンディー。
コーヒーの香りは弱め。味わいは、一瞬ちょっと癖を感じて、クリーム&砂糖が強く、かなり甘め。

粒は、硬いのでゆっくりと舌の上で溶けて長時間楽しめ、また飴を噛み砕くと、ほのかにコーヒーのビター感が味わえました。 全体的に、近年にある珈琲豆の風味を押し出したものとは異なり、昔ながらのコーヒーキャンディと言った感じです。

深煎りのエスプレッソの様な風味とは一線を画しますが、口寂しいおいしい午後のおやつとしては最適化も?! オランダ生まれのハードコーヒーキャンディー。ラドマーカー コーヒーキャンディーのレビューでした。

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