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日本から撤退!したグリーンジャイアント コーン!!

2020/04/22作成
Posted by 舶来品セレクション

Green Giant Steam Crisp Niblets 11oz
グリーンジャイアント スチーム・クリスプ ニブレット コーン缶 311g



 グリーンジャイアントをご存知ですか?
最近全く見かけなくなりましたが、グリーンジャイアントは、80年~00年代にかけて販売されていたアメリカ食品ブランドで、当時はコマーシャルでも放映された為に、コーン製品が、大変人気が有りました。

しかし「アヲハタ」など国内ブランドが強くなり、一気に売上が落ち込み2013年に撤退! 日本国内では全く手に入らない製品となってしまいました。 その後、「アヲハタ」のコーン缶詰も販売終了してしまいましたが・・・


グアム ペイレススーパーマーケット。 38度近い気温です。


一缶:2.49ドル(およそ270円前後 2020/04現在)

という事で、グアム旅行の際(2018年)に、重いながらも頑張って缶詰を持って帰ってきました!  お土産にコーン缶を持ち帰る物好きな日本人なんて、私くらいでしょう。
流石に、通関検査の時、税関職員は笑っていました。

アメリカ
購入場所: グアム ペイレス スーパーマーケット他
内容量:311g
Ingredients: Golden Whole Kernel Corn, Water, Sugar, Salt.
原材料:ゴールデン・カーネルコーン、水、砂糖、塩。

メーカー&ブランド紹介

From Products and microsmallcap.com
ブランド Green Giant
グリーンジャイアント

https://www.greengiant.com/
メーカー B&G Foods,Inc.

アメリカ合衆国ニュージャージー州パーシッパニー
Parsippany, New Jersey State, U.S.A.

ニューヨーク証券取引所 株価: BGS:US
Company Profile
   『グリーンジャイアント』は、 “緑の巨人”のマスコットで知られた米国“B&Gフーズ社”の缶詰ブランドです。

 その歴史は、1902年の冬。 ミネソタ州南部にあるルシュール(Le Sueur)の街で、当時は珍しい缶詰事業の経歴を持つジョン・シルバー・ヒューズ氏(John Silver Hughes)が、“一緒に、この町でトウモロコシの缶詰会社を起こそう”と地元ベンチャー企業「ミネソタ・バレー・カニング・カンパニー」と説得。 翌年の1903年、缶詰加工業のパイオニアとして始まりました。


Time for tenderness  | Thanks Souce by  copernicanshift.com
グリーンジャイアント発売当時のポスター

Early June Peas : Buyenlarge Isaacs Brand Early June Peas  | Thanks Souce by  amazon.com

 当初は、最新の缶詰技術を使用したクリームスタイルのホワイトコーン缶を発売していましたが、4年後に事業は拡大し同様にエンドウ豆も缶詰となります。

 1914年。ワード・コスグローブ氏(Ward Cosgrove)が、就任。
彼は、革新的な考えの持ち主で、後にゼネラルマネージャーとして抜擢されます。

その当時は、小さなエンドウ豆は大きいものよりも美味しいと思われていました。
コスグローブは、“柔らかくておいしい大きなエンドウ豆ならば間違いなく売れる”に違いないと考え、イギリスより持ち帰った新種のグリーンピース「アーリー・ジューン・ピース(Early June Peas)」を追加します。


| Thanks By popicon.life
年代と共に変化するグリーンジャイアント。大手広告代理店と協力したことで、リアルすぎたキャラクターに、愛らしさが加わります。

| Thanks By popicon.life
1961年:ボーカリストのエルマー・ドレスラー・ジュニア(Elmer Dresslar Jr.)のキャッチフレーズ【 Ho, ho, ho 】が、全米で大ヒット。
日本でもCMの【 ホ・ホ・ホッー 】が一時流行となりました。

そして1925年。彼らは新しい大粒の製品を【 グリーンジャイアント・グレートビッグ・テンダーピーズ(Green Giant Great Big Tender Peas) 】と呼び、グリム童話をインスパイアしたキャラクターを考案。 最初のグリーンジャイアントが誕生します。

更に商品をPRするため、シカゴの大手広告代理店「レオ・バーネット・ワールドワイド(Leo Burnett Worldwide)」と協力。 【 グリーン・ジャイアント 】を会社のマスコットとして正式に採用。 大々的に宣伝を行い全米に展開します。


タイムズ・スクエアの顔の一つ。グリーンジャイアントの巨大なディスプレイ。

ジョリーグリーンジャイアントがテレビに初めて登場したのは、1954年。
その12年後の1966年。彼の仲間であるリトルスプラウト(Little Sprout)が登場。よりブランドイメージが可愛らしくなります。

1979年、グリーンジャイアントカンパニーは、当時世界最大の穀物会社「ピルズバリー社(Pillsbury Company)」に買収。 そして2001年、大手食品メーカー「ゼネラル・ミルズ(General Mills)」へと移り、2015年に冷凍食品やスナックなどを手掛ける『 B&G Foods,Inc. 』が、ゼネラル・ミルズ社より7億6,500万ドルで買い取って、 現在に至ります。

また日本では、子会社を通じて日本たばこ産業より発売されていましたが、売上高が落ち込み家庭用の冷凍野菜事業から撤退。 2013年3月より販売は終了しています。
資料: greengiant.com : copernicanshift.com : minnpost.com : sites.google.com : theprisonerandthepenguin.com : mnopedia.org: nikkei.com

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Steam Crisp corn is vacuum packed and perfectly steam-cooked in the can.
It contains the same amount of product as our standard can of corn, but used less water and packaging.
真空パックされたスチームクリスプコーンは、缶の中に入れられた状態でスチーム調理されて作られます。 標準のトウモロコシ缶と同量のコーンが詰められてますが、水分は少なくなっています。


缶の裏・表


その名の通りゴールデン・スイートのホールカーネルトウモロコシを使ったコーン缶です。

缶詰は、「スチーム・クリスプ」と呼ばるゼネラルミルズ社が、独自に発明した技術で製造。  缶の中でコーンを蒸し加熱調理した後、真空パックされてます。


スズメッキ処理されたブリキ缶。
白いライナーが見えますが、中の食品の酸化変色を防止するポリエステルフィルムによる加工がされてます。BPAフリー(ビスフェノールA化合物不使用)製品かは不明。


グリーンジャイアント スチーム・クリスプ ニブレット コーン缶

一般的な、コーン缶に比べて、かなり水分(汁)が少な目でした。(写真で全部)
コレ結構大事!!


粒は、真っ黄色な色合いで、ぷりっぷり!

コキュコキュと噛みごたえのある粒で、もぎたてのような甘さと香り。
適度な塩と砂糖が旨味を一層引き出していて、そのままでも十分に味わえます。


サラダに、グリーンジャイアントコーン!


まぁコーン缶に当たり外れは少ないのですが、日本を発った今でも変わらぬままの味わいで、グリーンジャイアントを缶詰の状態で食べたのは、十数年ぶりでしょうか? 懐かしさがこみ上げてくる缶詰です。

日本から撤退してしまった今では、直接アメリカ圏へ行って入手しないと楽しめませんが、旅行などの際、アメリカのスーパーマーケットへ出かけて、ぜひ食べてみてくださいね。きっとあの昔の味わいが楽しめますよ。その際は、缶切りの用意も忘れずに!! グリーンジャイアントコーン のレビューでした。


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